Posted on 13/01/2020 in マネジメント 目標
看護師が順当に出世していくと、看護師長という立場に立つことになります。
出世していくということは、それまで持ちえた権限よりも大きな権限を持つことになるので、求められるスキルも変わっていくものです。
看護師長にどのようなスキルが求められるかは、看護師長の仕事内容を把握することができればわかります。
また、看護師長の仕事の魅力も、看護師長の仕事を知れば知ることができるでしょう。
看護師長の仕事は、一般的な看護師とは異なり、患者に対して医療行為の補助をするといった直接的な接触、現場での仕事は少なくなります。
そのため、患者と接するというやりがいや、看護技術アップといったやりがいはあまり味わえません。
看護師長は、患者とその家族のケア、担当する部署の仕事を円滑に回すことが大きな仕事です。
いわば課長という立場に当たり日常の業務やスタッフの勤務、人材配置などといったものを管理する立場になります。
そのため、現場の看護師が働きやすいように環境を整えることも大きな仕事となります。
このことから、現場の看護師を統括するリーダーシップをはじめとして、現場がどのような状況かを把握する分析力、それぞれの看護師の適性を見抜き配置するマネジメント力が求められるでしょう。
看護師長の仕事は、個人としての働きよりもチームとしての働きになります。
チーム全体の業務目標を考え、その達成のために環境改善を行うので、その目標を達成することができたときにやりがいを感じます。
看護師としてのやりがいとは少し異なってしまう部分もありますが、看護師長という看護師の管理職を目指すのも良いのではないでしょうか。