看護師がキャリアアップしていくときには看護師長を目指すケースが多いでしょう。
病院の看護部では一番上となるポジションなので、キャリアアップにおける終着点として考えられていることも少なくありません。
しかし、看護師長からさらにステップアップするキャリアパスもあります。
キャリア形成に興味がある人や、管理や経営について強みを持っている人は次のステップを目指して計画を立ててみましょう。
病院内での昇進という考え方では看護師長の次に出てくるのは副病院長です。
多くの病院では慣例的に病院長は医師にする仕組みになっていて、看護師長から病院長を目指すことはできない場合が多いでしょう。
しかし、副病院長については医師以外が任命されていることも珍しくはありません。
薬剤部長や看護師長が昇進して副病院長になるケースもあるので、上層部とのつながりを作って昇進を目指してみるのも良い方法です。
一方、看護師長としての経験を活かし、独立して起業する道も選べます。
病院やクリニックを立ち上げるのは難しくとも、訪問看護ステーションや健康診断施設などの開設をすることは可能です。
どちらもニーズが高まっているので起業して成功できる可能性は高く、看護師長として培ってきたマネジメントスキルや人脈などを活用するとスムーズに経営を始められるでしょう。
このように看護師長になった後にもさらに上を目指すことができるので、地位に安住せずに将来を考えるようにしましょう。